褥瘡（床ずれ）

１．91歳女性S.D.様　要介護５（在宅介護）
東京都在住

　在宅介護をしています。介護をする私（娘57歳）のオムツ選びが悪く、かぶれさせた場所に掻きキズを作って一年、 必死に薬で治しても次々と繰り返し別の場所を掻きむしるため、段々に皮膚が黒光りし、掻くとペロペロ皮膚が剥げる様になり、心底困り果てて老人性の皮膚掻痒感を医学書で調べました。
　本には凍傷などに効果の高いヒルドイドを保湿剤として薦めてあり、'03年8月末から傷の無い部分に三ヶ月ほど塗り続けましたら、オブラートのように薄くもろかった皮膚が、薄紙位に改善されてホッとしましたが、それ以上には進展しませんでした。
　たまたま12月の始め頃に、水辺の環境保全活動の中で、魚の皮膚に付いた菌を殺す「新発明の殺菌水」の実験に参加しましたが、その効果に驚き、水であることが有り難いと思い、人の肌に塗りっぱなしで拭かなくて良い物を個人的に生成して頂きました。

　殺菌水でキズや周囲の皮膚を殺菌し、傷には薬を塗り周囲の皮膚には保湿剤として白色ワセリンを塗布して一ヶ月、1月の始めには皮膚がしっとり瑞々しくなり、少し黒い皮膚が残りましたが厚くしっかりし、掻いても皮膚が剥がれなくなりました。

'03年8月末		'03年12月初め		'04年1月初め

　本人は痴呆なのでどのように良いかは聞けないのですが、殺菌水を掛けると痒みが収まるそうです。
　傷を治してからは日々、膀胱炎の予防や肛門周りの殺菌、清拭後にローション代わりに使い半年経ちましたが、体中の皮膚がつやつやしてしっかりしており、身体介助のヘルパーさん達を「91歳の皮膚には見えない」と驚かせています。

　殺菌水は毎日の身体介助や生活環境、たとえば便の付いたタオルや手を洗う流しの殺菌、自分たちの手の殺菌等に「水だからとても安心」して使っております。又、このお尻以外に使用した例をあと二件記入致します。